諫早公園、眼鏡橋とつつじ
諫早ツツジ祭り
毎年この時期に「諫早つつじ祭り」が行われて土日はイベントも開催されているのですが新型コロナの影響で今年も中止。
夜間のライトアップは4月30日まで行われているとの事です。私が行ったこの日(4/12)は沢山の人が清掃作業をされていました。
眼鏡橋側にも10台ほどの駐車場がありますが直線距離で300m程離れた上山公園広場の駐車場(約70台)を利用する事をお勧めします。
場所:Googleマップ
コの銅像のベンチに座って眼鏡橋をのんびりと鑑賞して下さい!
眼鏡橋
眼鏡橋模型建設記念碑
眼鏡橋の模型は昭和三十二年七月の諫早大水害後、本明川に架かっていた眼鏡橋を諫早公園に移築復元する為に、橋の組立て方や強度など技術的なデータを収集する目的五分一の縮尺で造られたもので、長十メートル、幅一.一メートルです。
本物の眼鏡橋を移築できたのも、この精巧な模型のお陰であり、当時の技術を伝える貴重な文化遺産であります。
この眼鏡橋模型は、眼鏡橋移築終了後に地元での保存も検討されましたが水害後の諫早には適地がなく、昭和三十九年に国の仲介により埼玉県所沢市の旧ユネスコ村に譲渡されました。
その後、平成十八年同園が閉鎖され、この模型も放置されたままの中、諫早に移してはどうかと話が持ち上がり、諫早市にも助言を頂きながら文化団体・経済団体その他多くの皆様のご協力のおかげで古里に里帰りさせることが出来ました。
今後は、昭和の諫早石工匠の人達が丹精込めて造られたこの素晴らしい石橋模型を、後世への贈り物として大切に保存して行かなければならないと思っております。
平成二十四年十二月吉日
ミニ眼鏡橋の里帰り委員会 現地案内文より
まずは小さい模型のミニチュア眼鏡橋を見て徐々に本物の方へと進んで行きます。
この付近のツツジはきれいに咲いており眼鏡橋との一緒に観賞するととても見栄えがするものでした。
とりあえずまずは橋を渡ってみる事にします。
両端の欄干の所にライトアップ用の照明が用意されていました。暗くなってくると明かりがともるんでしょうね…
渡って今度は逆側へと進みます。曇り空でしかも逆光ってシチュエーションなのが残念でしたが…
3年前に来た時はこの橋の下を通れるように仮設橋?足場?が組まれていました。
その時は五月に入って行ったのでツツジの花はほとんどありませんでしたが…
一体いつまでコロナの影響が続くのでしょうかね?いろんな祭りや行事が途切れてしますのが残念でなりません。
諫早公園
所々に案内が用意されているので読みながら進んで行くと理解が深まるかもしれません。
眼鏡橋付近のツツジはきれいに満開って感じでしたが小山中腹にあるツツジの方はもう少しって所でした。
上に行くほどツツジの咲が遅くなっている感じで段々と葉だけの状態になっています。
公園全体での見頃はもう少し後だったようですね。個人の休みと天気がそろわないとなかなか行こうという気がしないんですよね。
神額に「高城社」とある天保十四年(1843)建立の鳥居でした。
そしてその奥にはフレームに入りきらないほどの大楠があり現地案内によると幹回り約12m・樹高約30mで樹齢600~800年との事。
逆光ですが眼下を見下ろせる場所に藤棚がありその下にベンチ・テーブルが用意されています。
ここ諫早公園は高城の城跡で諫早家の好意により大正八年(1919)市民に開放され昭和三十三年(1958)に諫早市に寄贈されたと書かれた碑が建立されたいました。
さらに奥、広場の先に進むと忠魂碑がありました。
忠魂碑の奥に行くと亀の塔(がめんとさん)、藤原明神・高城明神があります。
亀の背中に石塔という亀の塔の右側は正徳五年(1715)七代藩主茂晴が国家安寧を願って建立し左側は八代茂行が寛保元年(1741)に建立したものです。
亀の塔の奥にある大きな石祠のようなモノの左が竜造寺家の遠祖である藤原鎌足を祀った寛政十二年(1800)建立の藤原明神で右が諫早家初代の竜造寺家晴を祀った天保十三年(1842)建立の高城明神。
その左側に石祠があります。しっかり写しておらず分からなかったのですが「●●八天狗」と刻まれていました。
さらに奥に進むと岩を割って育ったのか回り込んで成長したのか「ハマクサギ」と案内されている木があります。
どちらにしても自然の神秘を感じさせる成長をした木だと感じ入りました。
ここで引き返してもいいのですがさらに奥に進んだ先から降りる事が出来るルートがありそちらへと進んで行きます。
案内ルート「その九」搦め手(からめて)へと進んで行き、案内ルート「その十」空堀(からぼり)へ。
階段を下ると上山公園広場の駐車場へ直線で30m程の所へと到着。
島原鉄道の線路が少しだけ見えていますね。
コロナの影響がなかったころの諫早ツツジ祭りの当サイト記事を紹介っていっても花の見頃は越えた時に行ったものですが…