南島原市西有家町 若宮神社
若宮神社
島原半島世界ジオパーク龍石海岸の近くにある神社です。
ただ狭い道を通っていく必要があるので土地勘のない方は龍石海岸グラウンドに車を停めて歩きで行かれた方がいいかもしれません。
ちなみに私はスクーターで志賀神社の方から行きました。
場所:Googleマップ
▼ 神額「西有家村社」 ▼![]() |
鳥居の右柱には大きく「明治三十七八年」また左には「戦役為記念●建」と刻まれています。 木の葉に隠れて一部分が分かりませんでした。
また神額には西有家村社とあり町になったのが1927年との事なので少なくとも100年近くの歴史が伺えます。 |
明治三十七八年戦役とは明治37年(1904)2月から明治38年(1905)9月に行われた日露戦争の異称との事です。
日露戦争の戦勝記念として建立されたもののようですが柱の後ろ側を写しておらず実際の建立年はよく分かりません。
▼ 石灯篭 ▼![]() |
▼ 社務所 ▼![]() |
参道を進むと明治四十二年(1909)建立の石灯篭。
その上には小さな狛犬が鎮座しています。
住居も兼ねているんでしょうね。社務所がりました。
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子どもの声が聞こえるなって思っていたら参道のすぐ横に若宮児童公園があり朝の散歩途中で寄って遊んでいたのか幼稚園?保育園の児童が10名程いましたよ。
手を繋いで帰って行く後姿を見ながら子供たちがいなくなった若宮児童公園をパシャリ!
大正二年(1913)建立の石灯篭。
こちらの石灯篭の上にも狛犬が鎮座。
左側の逆立ち狛犬の後ろ脚が折れているのが残念でした。
▼ 吽形逆立ち狛犬 ▼![]() |
▼ 阿形立ち上がり狛犬 ▼![]() |
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玉垣の内側に入るとすぐ左手に砲弾?っぽい形をした置物がありました。また、その奥には手水舎です。
拝殿前には大正十一年(1922)建立の狛犬が鎮座。最初子持ち狛犬かなって思っていましたが玉のようですよね!?
▼ 吽形玉持ち狛犬 ▼![]() |
▼ 玉を咥えた阿形狛犬 ▼![]() |
最初思ったのは変な柱があるんだなって思って近づいていったら… 社の倒壊を防ぐ為の支え事でした。よく見ると確かに年季を感じさせる建物です。
ある意味とても貴重な瞬間ではないかと思ってしまいました。
まずは孫娘の健よかなる成長を願い…
拝殿前にはおみくじやお札が並べてあります。いつもなら拝殿に入って中から外って感じのカットで写真を撮るのですが今回は見送りました。
天井も結構厳しい感じがしています。
▼ 授与所 ▼![]() |
▼ 幣殿にある経机付近 ▼![]() |
横から見ると本殿の前にある幣。その付近に沢山の御神酒がお供えされていました。左右からパシャリ!
▼ 御神酒と幣 ▼![]() |
▼ 本殿 ▼![]() |
拝殿の手前左側へと続く道があったので何かありそうかなと進むと階段があり上って行くと石祠がありました。
近寄って中を見ると石像… これがなんの神様なのかよく分かりませんでしたが情報をお持ちでしたらお知らせ下さい。
▼ 階段あり ▼![]() |
▼ 石像 ▼![]() |
私は来る時本殿の斜め後ろから入って来たのですがそこに停めたスクーターで帰っていると鳥居が見えて来ました。
位置的に若宮児童公園から子供たちが帰って行った道だと思います。
近寄って神額を見ると「若宮社」とあり間違いなさそうです。
四国八十八ヵ所
▼ 西有家第十一番札所 ▼![]() |
▼ 祠内部 ▼![]() |
若宮社と刻まれた若宮神社鳥居の側に四国八十八ヵ所西有家第十一番札所がありました。
吾妻岳観世音菩薩
▼ 白い鳥居 ▼![]() |
▼ 社内部 ▼![]() |
同じくすぐ近くに白い鳥居が見えており近寄ってパシャリ!鳥居の神額には「吾妻岳観世音菩薩」とありました。
スクーターで行ってよかったと思えた今回の取材?行程でした。