島原市有明町 湯江温泉神社
湯江温泉(ゆえうんぜん)神社
約1300年前(奈良時代)に創建された九州の守り神を御祭神とする神社四面宮(しめんぐう)。雲仙温泉神社を総本社として島原半島から諫早市の各所にあり明治になるとその多くが温泉神社と名が変わったとの事。
当時は読みの一つとして温泉と書いて「うんぜん」と表していたそうですが日本初の国立公園(1934)に制定されるときに表記を現在の雲仙と統一されたそうです。
その一つがここ湯江温泉神社です。
場所:Googleマップ
一の鳥居はヘッダー画像となります。昭和十一年(1936)建立で神額「温泉神社」
20m程奥にある二の鳥居。落下してしまったのかこの鳥居自体には神額がなく手前の石灯篭に立てかけてありました。
それには左から「賀茂神社」「温泉神社」「天満神社」と刻まれています。
建立年は分かりません…
三の鳥居も建立年が分かりませんでした。神額は「産土大命」 産土(うぶす)神は神道において、その者が生まれた土地の守護神を指すとの事。
鳥居側の石灯篭には四面社と刻まれています。
三の鳥居右側から上え続く道がありその先に10台ほど停められるトイレ有りの駐車場が設けられています。
鳥居すぐ右側に植木で見にくくなっていますが昭和十一年の改築記念碑がありました。
それなりの段数がある階段を上ると右側に手水舎がありその奥の石碑は改築奉納社名が刻まれていましたよ。
正面の青紅葉の先に拝殿が見えています。
拝殿前には体に対して大きな玉を持っている狛犬が一対鎮座しています。
▼ 吽形玉持ち狛犬 ▼![]() |
▼ 阿形玉持ち狛犬 ▼![]() |
|
|
|
いつもの如く孫娘が元気に育ってくれる事を願って…
拝殿内には15程度の折たたみいすが用意されています。何気にネットを見ていたら今まで気にしていなかった事実が判明しました…
「おまいり」ってよく言いますが「お参り」は仏様にお祈りすることで「お詣り」は神様(神社)に願い事をする事を表すとの事。気にせず漢字変換された文字を使っていたかもしれません。
砲弾をかたどった感じのモノに日独記念と書かれています。第二次大戦前のドイツと同盟した時のモノなのかと思っていました。
大正は34年までないので3年4年って意味なんでしょう。調べると大正3年(1914)日本がドイツに宣戦布告したとあります。第一次世界大戦の時のモノのようです。
小さな建物がありサッシの戸を開けてみると御鏡が飾られていました。
建物に神額とかもなくどういったモノなのかよく分かりませんでした。
白線は引かれてないようですが舗装されており参拝時にご利用ください。
妙見神社
湯江温泉神社を出て山側(南方面)へ200m程進んだ所で白い鳥居を発見。
場所:Googleマップ
今日はスクーターなので道脇に停めて見に行ってみました。
建物の左右にも石碑がありました。
また大東亜戦役記念碑と書かれて戦没者・出征軍人の名が書かれていました。
地元からの人達なんでしょうね…
今ウクライナとロシアの争いが一日も早く終わりますようにと願いを込めて!