湯江温泉神社
島原市有明町湯江 湯江温泉神社
国道からは入り込んだ道にあるので土地勘がないと分かりずらいかも知れません。湯江川沿いの道にあるので大きな木の塊がある所を目指しましょう。
また有明中学校から直線距離で200m程ですので学校経由で場所を探してもいいと思います。
小道を進み三の鳥居右側から小山を上ると拝殿横に10台ほどの駐車場があります。
▼ 一の鳥居 神額 ▼![]() |
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二の鳥居は建立年が分かりませんでしたが前にある石灯篭には日露戦役記念と刻まれていたので1904~1905にかけての戦争なのでその位の年代だと思われます。鳥居に神額はなく前の石碑に投げかけられていました。神額には左から「賀茂神社」「温泉神社」「天満神社」となっています。
三の鳥居も建立年が分かりませんでした。神額は「産土大命」 産土(うぶす)神は神道において、その者が生まれた土地の守護神を指すとの事。
▼ 一の鳥居 ▼![]() |
一の鳥居 昭和十一年(1936)建立 神額「温泉神社」 二の鳥居 日露戦役記念? 神額「賀茂神社」「温泉神社」「天満神社」 神額「産土大命?」 |
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① 昭和十一年の改築記念碑 ② 四面社と刻まれた石灯籠 ③ 手水舎 ④ 拝殿 |
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ここの狛犬はどちらも玉持ち狛犬です。
また九州総守護である元四面宮であるという告知の旗が掲げられています。
四面宮とは古事記の国生み神話に由来する九州(筑紫島)総守護の神々をお祀りする神社で雲仙にある温泉神社(四面宮)が総本宮であったとの事。
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① 吽形の玉持ち狛犬 ② 阿形の玉持ち狛犬 ③ 四面宮の告知旗 ④ 拝殿内 |
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行った時(10:50頃)には拝殿の戸は開いており毎日管理されている事が伺えます。
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▼ 幣殿 ▼![]() |
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▼ おみくじ結び所 ▼![]() |
拝殿を出て左側へと行くと日独記念碑というモノがあります。 世界大戦前の1940年に日独伊三国同盟が結ばれた時の記念碑なのだと思います。
拝殿右側へ行くと社があり神鏡が安置されていました。 |
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島原市にありそれ程離れていない場所に温泉神社が4社あります。三会温泉神社・有明温泉神社・大野温泉神社そしてここ湯江温泉神社です。
それだけ地域の住民に親しまれ信仰されてきた神社なのだと認識してしまいます。
他のページでも書いていますが島原半島の温泉神社は温泉=「おんせん」ではなく「うんぜん」と読みます。地元では「温泉」と書いて「うんぜん」と読んでいましたが、昭和9年(1934)日本初の国立公園登録を期に「雲仙」という表記に統一されました。
▼ 本殿 ▼![]() |
▼ 階段上から三の鳥居 ▼![]() |