高岩山 高岩神社
南島原市西有家町 高岩神社
雲仙にある宝原つつじ公園から行く事が出来ます。約30台ほどの駐車スペースが設けられています。
通常だといつでも停める事が可能ですがつつじ(ミヤマキリシマ)の開花時期には沢山の方が来られるのでご注意下さい。
ちょうど一年前にも来たのですが今回で二回目の参拝?登山?って感じになりました。
公園の案内によると岩に覆われた高岩山は標高881mとの事。また40分程の時間を要するとの事です。
場所:Googleマップ(高岩山)
_____ 現地案内文
ここは、雲仙岳の南部に位置する高岩山(881m)へと続く登山口です。高岩山はスギ林に覆われ、山頂からは島原半島の南部と有明海に浮かぶ天草諸島の壮大な眺めが楽しめます。
登山道に沿って建てられている新旧さまざまな鳥居は、高岩山の山頂の祠に祀られている「保食神(うけもちのかみ)」を農耕の神様として信仰してきた島原半島の人々によって建てられました。高岩神社では、春(旧暦2月15日)と秋(旧暦10月15日)に豊作を祈る祭事が執り行われます。
山頂付近には多くの奇岩が目立ちます。20世紀初頭に雲仙で休暇を楽しんだ外国人観光客たちは、これらの奇岩から高岩山を「岩だらけの山-Rocky Hill-」と名付けました。 _____
駐車場(9:58)から中央広場と名付けられた場所の脇を通って進みます。
登山口(10:02)に到着です。
雪がうっすらと残っている状態ですね。
杖用の枝が多数用意されています。今の時期は無いかと思いますが蜘蛛の巣対策に重宝するのではないかと思います。
私の場合はいつもモップの柄を利用… ですが今回は必要ないかと持って来ていません(笑)
少し進んだ所に「みそ五郎くど石」って案内があったのですが近くに石らしきものは見えず…
脇に入って行くのかとも思ったのですが道らしき感じのモノも見当たらずよく分かりませんでした。知っている方がいれば教えて頂ければありがたいです。
沢山の鳥居が並んでいます。石は見かけませんでしたが金属製と木製がありました。
最初の方はほとんど木製で建立年とか見てみると15年~20年程度で厳しい状態になってしまうようです。
柱だけになってしまったものとかもあり神額は脇の木に立てかけられていました。
とりあえず参道?登山道?を進んで行きます。
鳥居が途切れたかなと思いつつ進むと少し離れた箇所に赤っぽいもの・シルバーそして金色と金属製の鳥居が続きます。
金色の鳥居(10:07)
帰りに数えたのですが柱だけになったものは除外して合計21本の鳥居がありました。
植物・動物を大切にって案内と共に「高岩山0.6km」の案内(10:10)
さらにそう遠くない所に借地標がありましたが「至:平成31年3月31日」ってなっていますよ。
今はもう令和の時代っす!
高岩山⇒ の案内がある少し手前の細い木に何か表示されているって思い見てみると「←空照師立像」って案内がされていました。
私が昨年来た後にばってん歩こう会さんが置かれているようです。もちろん行った事がないしそちらに進んでみる事にしました。
▼ 案内(10:17) ▼![]() |
▼ ←空照師立像 ▼![]() |
道沿いにテープが巻かれているので迷子になる不安感は無かったのですがどのくらいの距離なのか分からないのは少し怖いです。体力的に(笑)
戻りがきついかもと思いつつ急な坂を下りて行くと石像(10:25)の後姿が見えて来ました。
案内に時間的な距離でも書いてあると助かるかなって思いましたよ。とりあえず 8分程の距離 ですので参考までに!
杉の木があるからなのか見晴らしって… 廻りは何も見えませんが造られた時は有明海を見下ろしていたのかも知れません。
台座には開山空照師と刻まれています。昭和八年(1933)の文字も分かりますね。
帰りは上り道、行きはよいよい帰りは怖いって感じで分かれ道(10:37)に到着。
空照師立像への往復で20分 必要でした。さて山頂を目指しましょう!
脇に草木を大切にって感じの案内がありましたが道が削れている為か身を乗り出してみないと何が書いてあるのかよく分かりません。
直線の長い上り坂が見えて来ました。
この坂を上り終えたらあと一息って感じになるので頑張って足をお語化しますよ!
植物・動物を大切にって看板が立っています。こちらは見やすいですよね。
そしてすぐ横には「高岩山 0.1km ⇒」(10:41)
▼ 残り100mですよ ▼![]() |
▼ 鳥居発見(10:45) ▼![]() |
鳥居の側に高い岩があるのですが回り込んでみてみると祠らしきものがあります。
そこには「四国八十八カ所 西有家第四十八番礼所」と書かれていました。
中には二体の石像が安置されています。
さらに少し行くと鳥居が見えて来ます。そしてすぐ横には高岩山と書かれた標識があり山頂に到着ですよ!
▼ 山頂の鳥居(10:48) ▼![]() |
▼ 枝越しに山頂の大岩 ▼![]() |
2~3畳ほどの開けた空間から有明海を見下ろす事が出来ます。湯島越しに天草の島々を見る事が出来ました。
すぐ近くに大きな岩があります。いくつか岩が連なってあるので近くにある折れた枝を立てかけて足場とし上って行きます。
小さな隙間越しにさらに大きな岩があるのですが「みそ五郎手玉石」と書かれた案内であった板が橋のように立てかけてありました。
ごめんなさいと思いつつそれを渡って行きます。
※濡れている時は滑ります。とても危険です!
ここ高岩山にはみそ五郎と呼ばれる大きな男がいたという伝説が伝えられています。興味が有る方はググってみて下さい。
この石はその伝説に関係する場所となります。
▼ 平成新山 ▼![]() |
▼ 南島原市有家町方面 ▼![]() |
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雲仙温泉街や少しだけ鴛鴦の池も見えますが有明海沿いの南島原市の街並みや橘湾側も見下ろす事が出来ます。
20m程進むと岩が重なっている所があります。間を抜けていく事も出来そうなのですが回り込んで行けるので…
痩せたらチャレンジするって事で!
そしてその先には芝生で少し開けた所があり高岩神社の社があります。
まずはみそ五郎像がお出迎えですかね?
▼ 鳥居と社 ▼![]() |
▼ 神棚 ▼![]() |
何が祀られているのかなって思ったら神鏡の後ろに石像が三体ありました。
温度計があったので見てみると0℃!っていうか上って来たので寒いって感じはしませんね。
地場スーパーエレナで買ったのり弁(シャケ)でお昼ご飯って前回も同じでしたが…
少しご飯が横に寄っていますがリュックの揺れで偏ったようですね
さて下山(11:19)しましょうかね~
少し戻って高い岩があったのは気づいていたのですが「みそ五郎帆柱石」って案内があったのでパシャリ!と撮影しときました。
空照師立像方面へと分かれ道(11:28)を過ぎて少し行くと右手に何か人工物を発見!(11:30)
文字がよく読めません。横には天明四年(1784)の文字が刻まれています。
折れたモノを岩に載せているって感じに見受けられますよね。苔で文字が読めなかったのが残念でした。
登山口というか最初の鳥居の所に到着(11:43)。駐車場(11:47)に帰って来ました。
宝原から上り空照師立像を見て大岩の上で景色を堪能して神社まで約1時間かかりました。
寄り道せずに上ると40分弱って感じではないかと思います。
自然と景色が堪能できた一日でした!あなたも上ってみませんか?