令和五年初詣 猿場稲荷神社
雲仙市小浜町 猿場稲荷神社
正月三が日はいけなかったので少し遅れて今年の初詣には猿場稲荷神社へと行ってきました。
雲仙から千々石の方へと下りて国道251号線へと到着。左折(小浜方面)し500mほどでしょうか?
島鉄の富津入口バス停傍に鳥居が見えています。
大正十一年建立の石の鳥居(神額:猿場稲荷神社)と平成十七年建立、木製の赤い鳥居(神額:正一位猿葉稲荷)がありました。
猿葉山にある猿場神社または猿葉神社。どちらが正解なのかよくわかりませんが場で表しているのが現在は優勢のようです。
ここから上って行くのが本来の参道なのかもしれませんが戻って車で行ける道を進んで行きます。
場所:Googleマップ
先ほどの県道128号線(雲仙千々石線)と国道251号線が交わった交差点の50mほど先に「猿場稲荷神社P」と書かれた案内があるのでそこから小道へと左折していきます。
▼ 大鳥居(神額:正一位猿場神社) ▼![]() |
▼ 二本の石の鳥居 ▼![]() |
昭和五十九年(1984)建立の赤い大きな鳥居が見えています。その下を通り3~400mほどでしょうか進むとカーブの所に二本の石の鳥居があり車を降りてササっと撮影。
手前の建立年不明で神額「猿葉神社」で奥は昭和三十三年(1958)建立、神額「猿葉神社」とありました。
鳥居の奥へと進む参道らしき場所は草木が多く歩いて進む事は無理っぽいと思います。車に戻り舗装された道を進んで行きます。
舗装はされていませんが駐車スペースに白線が引かれていました。
この日(1月5日)来た10時半頃には10台以上の車が駐車していましたよ。
せっかくなんで駐車場出口付近からある千本鳥居の下を潜って行きます。(10:28)
数えていた分けではないのですが10本程度の鳥居を潜って行き少し戻る事になりますが駐車場側へと階段を下りて行きます。
石の鳥居があるのでそこから撮影しつさらに上っていく事とします。
残念な事に鳥居前にある旗の向きがこの時は逆になっていました。風よう~反対から吹け~
神額には「猿場稲荷神社」とあります。
階段の登り口には杖として利用できるよう枝が用意されていました。
この赤い鳥居の神額には猿葉神社とあり「葉」が使われています。
特に色を塗られていないので白狐とは表現しづらいのでただの狐と…
鳥居を設置するのに実際がどの程度のお金がかかるのか分かりません。多分手ごろな金額でできる千本のぼりというモノの奉納者受付中とされた案内が設けられていました。
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少し上って行くと鈴ヶ森・大村純忠公と刻まれた石碑がありその横に大村純忠公の説明文が刻まれた碑があります。(10:35)
猿場神社には参道やそこから少し入った場所に沢山の石祠や祠、社が設けられています。
その分朽ち果て気味のモノも多数あるのが残念ではありますが道があるようなら入って行き紹介します。
参道の横に進む方向へと金属製の鳥居がありその奥には壊れかけた鳥居も見えておりそちらへと進みます。(10:36)
▼ 石祠と社 ▼![]() |
▼ 社の内部 ▼![]() |
▼ 石碑・石像と奥の社 ▼![]() |
二つの石祠があり白狐の置物が多数おかれていました。最初の社の内部には神棚があり観音菩薩像があります。
扉は開いているので覗いてみると人物像がありますがこれが誰なのか私にはよく分かりません。
新しい感じの鏡餅が飾られていましたが横の花は枯れ果てていました。
ここからは非常に急な上り道となります。手すりが用意されていますが年配の方や女性には厳しいかもしれません。
岩の間に石祠があり「猿葉山琴平大明神」と刻まれていました。
横道にそれて戻るまで5分って所でした。
また少し進むと横道へとそれていく事になります。(10:43)
沢山の祠や石碑があるのですべてを紹介するのは… 断念するって事で最初小さな祠がありますが何を祀られているのかはよく分かりませんでした。
二つ目の祠には石祠があり百合姫大明神と刻まれています。三つ目の祠には横尾石彫店の石碑があり御神体は細い木の棒状のモノに何か書かれていましたが読み取る事が出来ませんでした。
▼ 小さな祠 ▼![]() |
▼ 百合姫大明神 ▼![]() |
▼ 中に横尾石彫店の石碑 ▼![]() |
道というには… 厳しいのですが岩を越えて木をすり抜けて先に進みます。※奥に鳥居の残骸っぽいものが見えているからです。
そこには手水鉢がありさらに岩の隙間の所に小さな鳥居と石祠がありました。
通常の参道まで戻り(10:48)ました。横道にそれて戻るまでこちらも5分でした。
細い階段の道が見えて来ました。ここまで来ると猿場稲荷神社の拝殿まであと少しって所なのですが… 白髭大明神への矢印が建物に案内されていました。
今は使われていないような休憩所っぽい建物の前を通って進んで行きます。
▼ 白髭大明神への矢印(10:49) ▼![]() |
▼ 神額「白髭神社」 ▼![]() |
いくつかの鳥居を越え結構急な階段を上った先に小さな社が見えて来ました。
扉を開けると線香のにおいが立ち込めています。
戻って行き先ほどの休憩所跡の建物(10:54)で写真をパシャリ!
後で写真のタイムを見るとこちらも戻って来るまで5分でしたよ。
階段を上ると少し開けた場所があり馬の像がありました。
▼ 階段の鳥居 ▼![]() |
▼ 馬の像 ▼![]() |
▼ 不動明王像 ▼![]() |
目線の先には小さな不動明王の像がありましたがもっと上方を見て下さい。
人と同じ程度の大きさがある不動明王(10:56)が見下ろしておりその左右にも小さめの像の上半身が見えています。
この不動明王が見えると猿場稲荷神社の社殿まではあと少しとなります。
岩の間にある石祠を見つつ階段を上ります。
その横から少し見えているのが社殿横にある社務所の建物となります。
狛犬を撮りたかったので下る数名の方が通り過ぎるのを待ちます。
立派な体格の一対の狛犬が鎮座しています。
▼ 吽形狛犬 ▼![]() |
▼ 阿形狛犬 ▼![]() |
この辺は特に岩の隙間や少し開いたスペースにはなにがしかの石像なり石祠などがあるので視野を広くしていると面白いかもしれませんよ。手水舎まで到着。
▼ 三基の石祠 ▼![]() |
▼ 桜姫大明神 ▼![]() |
▼ 手水舎 ▼![]() |
さらに数段の階段を上ると絵馬掛け所(10:59)に受験の合格祈願の絵馬が沢山見受けられました。
ちょうど太古の音が響き拝殿内を見てみると神主さんが何かの神事ですかね?神棚に向かって行われている時でした。
それに合わせ私も二歳になった孫娘の健よかなる成長と元気な二人目の孫に会える事を願って… ここで家内安全のお札を授与致しました。
駐車場(10:28) → 31分 → 猿場稲荷神社拝殿(10:59)でした。
※途中の寄り道が5分×3回だったのでそのまま参道を通って上るだけなら16分程度と計算されます。
拝殿と社務所の間から奥へと進む事が出来ます。(11:01)柵の下を見ると数m先に不動明王の背中が見えていますよ。
岩の隅間に小さい狛犬?が隠れていました。
人が下りられる岩の隙間の下に三助稲荷大明神の石祠があります。火のついたろうそくが一本揺らめいていました。
進んだ先にある赤い建物の中には昭和六十二年(1987)奉納された石祠の中の小さな鳥居には「お徳大明神」と書かれています。
▼ 三助稲荷大明神 ▼![]() |
▼ お徳大明神 ▼![]() |
いくつかの石像などがあるのですが目立ったものでは左手側の岩の上にある二体の石像がありその一体の上半身は削れていました。
また右側にある石祠には赤く色づけられて高姫大明神と刻まれています。その横に小さめの石碑があり若嶽稲荷大明神とありました。
▼ 二体の石像 ▼![]() |
▼ 高姫大明神 ▼![]() |
前回来た時は気が付いていなかったのですが上方を見ると赤い鳥居が目に入りました。
残念な事に近づいて行く事はできません。鳥居には三吉稲荷神社とありますね。石灯籠とその奥に石でできた鳥居もみる事が出来ました。
手水舎まで戻って(11:04)そこから違う方向へと進む小道に赤い鳥居があるのでそちらへと向かいます。
神額には荒熊稲荷大明神と書かれていました。
またそこにも分かれ道がありまずは拝殿の上側へと向かうような所を通ります。
いくつかの石祠や石碑そして岩の隙間に小さな石造が何体か並べてありました。
大体の場所が分かるように振り返り社殿を見下ろして…
▼ 社殿の上側へ ▼![]() |
▼ 岩の隙間の石像 ▼![]() |
▼ 高神 ▼![]() |
何か祀られているんだろうと思いますが石碑・石像は見えませんね。
とりあえず戻って参道を進みます。
上りきって平道を進むと参道沿いの階段の上に石祠が見えまずはそちら
またその奥にも石祠があり「正一位佐世姫大明神」と刻まれていました。
▼ 愛宕将軍地蔵大菩薩 ▼![]() |
▼ 佐世姫大明神 ▼![]() |
その社の後ろ側に回ると立派なつくりの石祠があり小さな白狐が多数並んでいました。
また奥の岩の隙間の上側にも石祠があるので進んで行くのですがこれがとても狭い。
まっすぐ向いては上れません!厚着した冬場は服がすれてしまうので注意が必要ですよ。
▼ この岩の隙間を… ▼![]() |
▼ 荒熊大明神 ▼![]() |
荒熊稲荷大明神を詣でて猿場稲荷神社の拝殿まで戻ります。(11:12)
途中違う方向へと向かう道に千本のぼりが続いていたのでそちらへ足を踏み入れてみます。
すると九州自然歩道という案内があり「富津漁港 2.5km →」とありました。
もちろんすぐ引き返して駐車場方面へと帰る事に。
いろいろ見て周ってトータルで53分。
参道を歩くだけなら上り16分・下り9分となります。
参拝の時の参考にして頂けたら嬉しく思います。
以前の記事
・雲仙市小浜町 猿場稲荷神社 2020年12月8日 公開
・雲仙市小浜町 猿場稲荷神社 2019年9月13日 公開