長崎県指定史跡 まだれいな銘キリシタン墓碑
まだれいなの墓
国道251号線の位置的にはちょうど新港へ入る時の小山の頂点付近で西側へと進む県道208号線を進みます。
県道202号線との交差点を越えて500m程「まだれいなの墓←300m」の案内。
細い道を進むと杉本モータースがありその奥に小さな交差点。右写真は右上から来て振り返って案内の矢印を写したモノです。
駐車場・空き地は特にないようですので私はスクーターで来ましたが車で来る事は出来ません。
場所は長崎県島原市山寺町丙864で探して下さい。
場所:Googleマップ
細い道からお墓へと進むとすぐに地蔵菩薩像が数体並んでいます。
色鮮やかな造花がお供えされておりその前を通って奥へと進んで行きます。
直線距離的には20m程なんですが目視する事ができずお墓の間を通って進み探してみて下さい。
長崎県指定史跡
まだれいな銘キリシタン墓碑
昭和二年一月八日指定
キリスト教名(洗礼名)を「まだれいな」という女性の墓碑で、厳しい弾圧と殉教の時代に入った慶長十九年(一六一四年)以前のものではないかと思われる。
長崎県の自然石キリシタン墓碑としては、最も美しいものであり、平仮名を刻んだ近世初期の金石文としても珍しい。正面には台付の干十字(カリワリオ十字紋)を平堀り、側に「まだれいな」と刻んである。
長崎県教育委員会
島原市教育委員会 _____
島原市指定文化財 マリア地蔵菩薩像
マリア像には赤い帽子がかぶせられているのでそれを目印に探して下さい。
マリア地蔵菩薩像(通称マリア地蔵)
「厳しいキリシタン禁令下マリア地蔵は、二百五十年間も堂々と野外に祀られ、原城の方を向いてひそかに立ち続けていた」と昭和三十七年発行監修宮崎一彰(康平)の「キリシタン遺跡をたずねて」に記されている。
台座の石柱にはクリスチャンネームとして「浄金禅定門」「浄英禅定尼」と読むといわれている。創立は寛永十五年三月二十六日となっていて、原城陥落の寛永十五年二月二十八日から約一ヶ月を経ている。
通称「マリア地蔵」といわれている地蔵の服装は十六世紀頃からポルトガルを中心に全ヨーロッパに流行したファーチンゲール様式の聖衣である。
島原市教育委員会 _____