雲仙 鴛鴦の池(別所ダム)大黒天神
おしどりの池(別所ダム)
雲仙と千々石を結ぶ県道128号線。雲仙の温泉街から下りるとすぐにおしどりの池に到着。
まずは約30台停められる稚児落ノ滝園池駐車場へ。
目の前にあるダムを500m程進んでいくと今回の目的地である摩崖仏である大黒天神へと到着します。
標高が高い雲仙での桜も終わりかけておりなかなかいい時期に行けない自分に残念がっています。
スポンサードリンク |
▼ 鴛鴦の池 ▼![]() |
このダムは小浜町、千々石町の農業用水と雲仙の上水道の水源として造られた。
この湖畔に立ち、静かに瞑想するとき自然と人工の調和に心の安堵を覚え湖水に浮かぶ「おしどり」に平和と愛情の象徴を見出すであろう。訪れる人々に自然の恵みの豊かさと幸せを願ってやまない。
施工 昭和44年3月
現地石碑に書かれている碑文より
![]() |
駐車場から150mほど行くと別所ダムの絹笠橋。水量が多くなるとここから排水しているんですね。
その橋を越えるとすぐに平成二十一年に奉献された木製の鳥居(神額は大黒天神)がありそのまま進みます。 |
![]() |
|
![]() |
摩崖仏 大黒天神
![]() |
おしどりの池畔の狭い道を進みます。 途中でウツボカズラのような植物を発見。ウラシマソウ(浦島草)なのかムラサキマムシグサ(紫蝮草)なのか詳しくは分かりませんが変な感じの植物がありました。 橋から約500m。石で出来た鳥居が見えて来ます。 |
![]() |
|
![]() |
この鳥居の奥には自然石に彫られた大黒天像があります。大黒さまは七福神の筆頭神として親しまれていますが、本来はインドで戦闘の神であったようです。 平安時代に日本に入ってから中国読みのお名前が日本古来の大国主命と共通する読みを持つことから福徳の来訪をあらわすめでたい神として信仰されるようになりました。 現地案内文 |
![]() |
|
|
![]() |
鳥居から40mほど先に大きな岩が見えています。 そこへと向かい階段と坂道を上って行くと大岩の下に祭壇が設けられていました。 そしてその上を見ると大黒様の上半身が彫られた摩崖仏。 |
![]() |
|
![]() |
![]() |
祭壇横の倒れている木を潜ると昭和六年と読める石碑と石像がありました。ここにある小さな大黒天像は以前祭壇の所にあったものです。
横から上って摩崖仏が彫られた岩をよく見ると亀裂があり上下でずれているのが分かります。簡単に崩れるって事は無いのでしょうけどね。 |
|
|
![]() |
鳥居の所にあるあずまやから30mほど先に湖畔を向いてお墓が並んでいます。
享保や文化と刻まれており江戸時代に造られたここの開拓者のお墓だとの事。 ダムで沈んだ村の方を向いていたのでしょう。 |
|
|
小道の脇に子供の頃「カワタケ」と言って皮を剥いて食べていた植物が生えていました。皮を剥くと緑色でシャキシャキしていた記憶が有ります。
正式名称なのか地方での名前なのか分かりません(笑)
春もそろそろ終わりなのかも知れませんね。 コロナが早く収束しますように!
![]() |
![]() |