大野木場小学校と水原神社
南島原市 旧大野木場小学校被災校舎
南島原市深江町にある旧大野木場小学校被災校舎です。ここは平成3年9月15日に発生した大火砕流で付近の民家と共に小学校は全焼。
深江町民グラウンドでの仮設校舎を経て平成12年に新校舎が落成。
被災校舎は国土交通省所管の大野木場砂防みらい館も併設されて災害の状況・復興の様子などが見学できます。
被災校舎
噴火で授業が出来なかった事もあり8月に仮設校舎での授業を開始しています。 小学生を含めて9月の大火砕流での人的被害は発生していません。
ただ校舎がなくなるという事は当時の在校生の思いはいかほどだったのかと想像すると胸が締め付けられます。 |
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しかし43名の犠牲者を出した6月3日の大火砕流の時この大野木場小学校では授業が行われていました。学校から400mほど離れた場所を火砕流が駆け下りて行ったそうです。子供たちまたその家族にとっては幸運だったのかもしれません。
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いちょうの木とジャングルジム
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昭和18年の卒業生が成人式に記念植樹したといわれています。火砕流熱風で焼けてしまったかに見えましたがみごとこのように生き返りました。
すぐそばには焼けてしまったジャングルジムもありました。少し離れた場所には砂場と焼けて曲がった鉄棒も。 ここで沢山の子供たちが遊んでいたのでしょうね。 |
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創立100周年記念碑
昭和57年(1982年)に創立100周年の節目を向かえ建てられた記念碑です。
力強く今でも立派に立っています。
岩石園
岩石園 昭和45年8月29日完成と彫られた大きな石のまわりに詳しいことはわかりませんがいろんな種類の石が展示されているようです。
どこの小学校でもあるありふれた風景が貴重なモノだと気づかせてくれます。
二宮金次郎像
ずっと見守っていたかったであろう子供たちはここで授業を受ける事はなくなりました。
それ以外の「なにか」を学ぶ人たちを見守り続けていくのでしょう。
深江町 水原神社
旧大野木場小学校を道を隔ててすぐ前にある神社です。災害後に建てられたようなので鳥居・社殿がとてもきれいです。
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