島原市小山町 島原藩薬園跡
旧島原藩薬園跡
国指定の史跡となっている三つの薬草園の一つである旧島原藩薬園跡。1846年に薬園を開墾。さらに拡張工事を行い1853年に完成しその後1869年(明治2年)に廃止となった薬園の跡となります。
がまだすロード島原ICを降りて総合運動公園方面へ約400m、がまだすロード下を潜り50mほど行くと左手に石垣が見えて来ます。
その石垣が途切れた処から民家を2件ほど超えると駐車場の案内看板が見えます。
▼ 駐車場への入り場所 ▼![]() |
スポンサードリンク |
駐車場は大型バス2台・乗用車10台分用視されておりイベントがない時はいつでも駐車可能だと思います。
駐車場から場内に入ると薬園の正面は入口と逆方向からの進入となります。おかしな紹介順になるので車を降りて薬園内を歩き正面入り口から写真を使って紹介しています。
毎年11月の土日二日間をかけて「しまばら薬草フェア」が行われており薬草を使ったお茶やスイーツなどの販売、薬草入り石鹸作りを体験また薬草あるき講座が行われています。興味がある方は行ってみてはいかがでしょうか?
![]() |
① 薬園見学の案内 ② 旧島原藩薬園跡全図(縦画像) ③ 旧島原藩薬園跡関係略年表(縦画像) ④ 正面は入口より薬園 |
![]() |
|
![]() |
少し色が奇麗なモノを紹介(写真で見栄えがありそうな…やつを)
▼ ダイダイ ▼![]() |
結構メジャーな果物・花も咲いています。
ツルマサキ(蔓柾) 花期6~7月・果期10~11月。枝から気根をだし樹木を上り地上を這う。 用部:樹皮・葉 用途:滋養・強壮・鎮痛 |
|
|
▼ ボケ ▼![]() |
ボケ(木瓜) 木になる瓜で「木瓜(もけ)」が「ボケ」に転訛した。花は3~4月に葉より先に開く。果実9~10月 用部:果実 用途:疲労回復・利尿
木の高い位置でハクモクレンが咲いていました! |
|
|
昭和福ハゼ原木は島原市南千本木にあり長崎県の天然記念物に指定されていましたが、平成2年に始まった雲仙普賢岳噴火に伴う大火砕流・土石流により平成5年6月に焼失しました。
かつての原木は幹回り3.2m、高さ15mで樹齢約180年でした。
子の原木は突然変異によって実のロウ分が普通のハゼの1.7倍もあり、国の奨励品種として「昭和福ハセ」と命名され、接木した品種が各地に送られ精蝋産業の発展に大きく貢献しました。
現地説明より抜粋 _____
▼ 「昭和福ハゼ」二世木(縦画像) ▼ ![]() |
▼ 島原市指定天然記念物 ▼![]() |
薬園中央の山側へと続く小道の脇に遺構がありさらに最上段まで上って行くと屋敷跡の遺構があります。
▼ 屋敷跡 ▼![]() |
薬園の最上部にあった約900平方mの屋敷跡になります。
薬師・弁財天祠・薬園方詰所・倉庫があり昭和49年から4次にわたる調査に基づき復元されたものです。 |
|
|
石垣の奥この弁財天祠の後ろ側は以前は舗装されていない車一台通れるくらいの小道でしたが雲仙普賢岳噴火災害後に整備舗装されて現在に至ります。
私が小学校の時の遠足や虫取りに行く時に通った記憶が蘇りますよ(笑)
薬園の外から石垣沿いに道を100m程上って行きます。すぐ近くは島原農業高等学校です。グラウンドの網フェンスが見えていますね。
▼ 正面入口外側の道から石垣 ▼![]() |
▼ 上って来た道を振り返る ▼![]() |