雲仙市国見町 多比良温泉神社
多比良(たいら)温泉(うんぜん)神社
雲仙地獄の側にある温泉神社を総本山として島原半島各地にある温泉神社の一つです。
国道389号線を通っていると一の鳥居、神額は「温泉神社」。道側にありますのでそこから100m程進むと二の鳥居があり回り込むと境内に車が駐車可能となります。
二の鳥居側にも2台ほど駐車可能で私はそちらに停めて参拝してみました。
場所:Googleマップ
▼ 二の鳥居 ▼![]() |
▼ 神額「四面大明神」 ▼![]() |
二の鳥居の神額には「四面大明神」とあり約1300年前、雲仙に九州の守り神を御祭神とする神社「四面宮(しめんぐう)」の名残と言っていいのでしょうかね?
二の鳥居の右横には大きく温泉神社と刻まれた社名標があります。
参道を進むと左手に忠魂と刻まれた碑が見えて来ます。その碑には陸軍大将 金谷範三書と少し小さく刻まれていました。
また、その側には何かモニュメント的なモノがあり近づき見てみると「奉献 帝国在郷軍人會 多比良村會」とあります。
また参道の逆側には手水鉢がありました。
神額「温泉神社」とある明治三十年(1897)建立の三の鳥居。
その側に手水舎がありますが珍しい事にそこには小さい狛犬が鎮座していました。
拝殿の前にも立派な一対の狛犬が鎮座しています。 |
▼ 手水舎と狛犬 ▼![]() |
|
|
|
阿形玉持ち狛犬の後ろ側には何やら大きな甕のようなモノがありメダカが泳いでいましたよ~
それと、よければ宝くじも当たって下さいと(笑)
拝殿の中ではお守りや絵馬の授与所が用意されており人は居らずご自身でお受けする形となります。
調べてみると、地元多比良町で発見され昭和33年に九州大学を中心として調査が行われ、古墳時代後期の豪族のお墓であることが判明し高下古墳(鬼の岩屋)と名付けされたとの事。内部の床面に3体分の遺体と副葬品も発見されたとの事です。
▼ 拝殿内 ▼![]() |
▼ 幣殿 ▼![]() |
島原半島雲仙温泉郷という半島を中心とした立体的な絵が飾られていました。
いつものように拝殿内から外を見た構図で… 少し斜めに今回は手水舎が見える配置となっています。
拝殿を出て左手側に温泉神社社殿改築事業竣工記念碑がありました。それによると6750万円をかけ平成18年から23年の工期で完成されたもののようです。
またその横に鳥居があり実際は違うのかもしれませんがここでは四の鳥居と称させて頂きます。
建立年はなんと刻んであるのかよく分からず私には不明としか… 神額には「四面社」で間違いないと思いますが省略文字のようでなんとも言いにくい書体で書いてあります。
▼ 拝殿から三の鳥居 ▼![]() |
▼ 社殿改築記念碑 ▼![]() |
境内には植えてある?って感じではなく自生しているようにユリの花が咲いていました。
多比良温泉神社には今回初めて寄らせて頂きました。また機会を見つけて寄らせて頂きたいと思います。