島原市下折橋町 瓢箪畑稲荷神社
瓢箪畑(ひょうたんばた)稲荷神社
がまだすロード島原ICからすぐの所。島原農業高等学校正門側(山側)にある小道を入ると20m程で右へと続く道があります。
その道沿いに赤い千本鳥居が続いているのでそれを目印に!境内前の大鳥居の所に車を停めるスペースがあります。
場所:Googleマップ
赤い千本鳥居の間に石で出来た鳥居があるのでそれをまずは紹介。
石で出来た大正六年(1917)建立の一の鳥居、神額「大柢式稲荷神社」とあります。
この大柢式って調べても意味が分からずご存じの方が居られましたら一報ください。
参道の両脇からの雑草が結構伸びて来ており所々に蜘蛛の巣があり留意が必要です。
建立年が… 「明治●九年」 ●の所には十が二つ横に並んでいるように見えるのですが…
私には読めませんでした。
千本鳥居の奥に鳥居を模した建物が見えています。たけしま保育園となります。
さらに進むと赤い大鳥居が見えて来ます。最初の鳥居からここまで150m弱って所でしょうか?
大鳥居の左側に何やら石碑が木に隠れて少しだけ見えています。近寄って文字を読むと参道開通記念碑と書かれていました。
大鳥居のすぐ後ろには明治三十六年(1903)奉納された石灯篭。
その上にはお使いである白狐(白く塗られてはいませんが…)が片前足を上げた姿勢で鎮座しています。
三本目の石で出来た鳥居。昭和四十三年(1968)建立で神額は「五社大明神」
そしてすぐ後ろに四本目の石の鳥居。あまりに近いので全体を写す事が出来ません。
神額は「稲荷神社」で建立年は読めませんでした。
手水自体は水道のようでいつも流れているってわけでは無さそうですね。
少し戻るというか手水舎の左手奥には記念碑と石祠が多数並んでいます。
建物っぽい構造物の床に赤い鳥居がありその奥の階段を上って行きます。
少し広いスペースが設けられておりその正面に御神木のクスノキと社が見えます。
ここ瓢箪畑稲荷神社は大きな拝殿などがあるわけではなく社・祠が点在して設けられている神社のようです。
一対の白狐に守られてメインである瓢箪畑稲荷神社の社がありました。孫娘の健よかなる成長を願って…
▼ 瓢箪畑稲荷神社 ▼![]() |
▼ 社内部 ▼![]() |
「瓢箪畑稲荷神社の参道に大鳥居建立についての趣意書」というものが設置されています。
高規格道路(現在のがまだすロード)の建設予定とインターチェンジ(現在の島原IC)が設けられることから所在を分かりやすくするという趣旨の元に整備されたようです。
御神木の側には顔が三面あるので阿修羅像と思われる石像があります。
御神木を少し離れてパシャリ!全体を写す事が出来ませんが大木って感じが分かっていただけるかもしれません。
末社 稲荷神社
すぐ横には文政六年(1823年)建立の石の鳥居があり神額には「稲荷神社」とあります。
十段程度の階段を上って行くと正面に赤い祠がありすぐ右側には右側に石祠がありました。
祠には沢山のカップ酒がお供えされていましたよ。同じ稲荷神社なので末社という表現が正しいのか分かりませんがそのようにして案内しています。
末社 白髭稲荷神社
すぐ横に白髭稲荷神社神殿新築記念碑がありました。約40年前の昭和五十四年(1979)に建てられたようですね。
入る事は無かったのですが内部を撮影させて頂きました。後で気づいたのですがここでは願い事をしていませんでした…
その一つ白髭稲荷神社の社のちょうど裏側にある石祠、現在は扉が閉まっていますが開いていた時に見たら豊国大明神と刻まれていました。
豊臣秀吉を祀った石祠なんでしょうかね。秀吉の旗印は千成瓢でここの神社名は瓢箪畑と何か関係がありそうな…
過去写真を探してみると場所の勘違いかも知れません。形が違う気がして次回行った時は周りをよく見渡してみます。
▼ 石碑・石祠 ▼![]() |
▼ 過去写真(2018/1/19) ▼![]() |
末社 平田神社
すぐ側に「平田神社→」の案内があります。
落ちた枝が散乱している細い参道を少しだけ進みます。
がまだすロードに突き当たる少し前に赤い小さな鳥居が見えて来ます。
石祠というかその奥は空洞部分が少しありその周りに石祠っぽい感じで出来た場所。白狐の置物が多数並んでいました。
がまだすロードを越えると平田神社があるので道が出来る前はそちらへと続く途中の場所だったのだと推察されます。