日蓮宗 長久山 護国寺
島原市寺町 護国寺
白土湖通りという名称がつけられた島原港から白土湖を通り島原城へと続く道があります。
信号もない小さな通りへ30m程進むと正面に護国寺の山門が見えて来ます。
門の中には10数台停められる駐車場が用意されていますがお盆の時期には満杯になってしまいます。
菩提寺でもあるのでお盆前にお墓の清掃も兼ねてスクーターで来てみました。
場所:Googleマップ
山門を入ると正面に本堂があり横に境内案内図が設けられています。
また入って左側を見ると子供を抱いた白い観音さまの像がありました。
去年は青空が奇麗な時に来たのですが今回は雲が結構多くうっすらとした青空が見える程度です。残念!
まずはお墓の掃除をして昨年末に初孫が生まれた事を報告。そして境内をいろいろ散策しています。
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本堂にも入って行こうかなと思ったのですが…
結構汗もかき他にも行く予定があったので内部をパシャリ!って事だけにしました。
お盆には中にも行き祖父と祖母に参ろうと思います。
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鬼子母神堂
山門から入ってすぐ右手に安産・子育(こやす)の神様である鬼子母神をお祀りするお堂があります。
小さな橋を渡り左右にザクロの木がある10m程の参道。小さいながらもザクロの実が多数なっていましたよ。
扉を開けると線香の匂いがして来ました。
山頭火句碑
ネットで調べてみると種田山頭火(たねだ さんとうか)という方の俳句のようです。
護国寺に来ても見てもいなかったのですが境内案内図に乗っていたので意識して見てみました。
プレバト俳句をよく見ているのでいいモノ見つけたかも!?
「こんなにうまい水があふれている 山頭火」と刻まれていました。
三十番神堂
一ヶ月30日の間、毎日当番で国家や国民を守護する30柱の日本国内の神々を祀ったお堂です。
そういえば除夜の鐘をつきに来た事が一度あります。
お堂に祀られている「蘇生三十番神」は島原市の有形文化財に指定されています。扉は閉まっていましたが毎月16日の法要の時に中に入ってお参りが出来るとの事でした。
三十番神堂を正面に見据えて…
三十番神堂の前には台座に明治四十四年(1911)と刻まれた結構新しく見える狛犬が一対鎮座していました。
またお堂の神額は「蘇生光神堂」と書かれています。
▼ 吽形玉持ち狛犬 ▼![]() |
▼ 阿形狛犬 ▼![]() |
七面堂
七面山と言われ山頂に七面堂が設けられておりそこまでの階段である参道を七面大天女道と名付けられているようです。
昭和十年(1935)建立の鳥居があり神額には「七面大天女」とありました。
島原市街地の北側にある眉山の最高地点の頂を七面山といいそこにも社が設けられています。
当サイト別ページ:眉山登山(七面山→天狗山→小天狗→南峰)
苦労しつつ階段を上ると七面倒がありました。
お堂の右側にある木の根あたりに多数の石碑や石像が置かれています。
あまり私が見た事がない八大竜王の石碑がありました。天龍八部衆に所属する竜族の八王で法華経に登場し、仏法を守護する祖されているそうです。
さらにその奥には肥前国の戦国大名で肥前の熊の異名を持った龍蔵寺隆信。
大友氏を破り九州三強の一人として称されたが、島津・有馬氏の連合軍との戦い(沖田畷の戦い)ここ島原の地で敗死しました。
隆信公を失った家臣ので住みついた人達が小祠を建て霊を祀った事がもとで出来た二本木神社があります。
当サイト別ページ:島原市北門町 二本木神社
▼ 龍蔵寺隆信の墓 ▼![]() |
▼ 七裏大明神 ▼![]() |