島原武家屋敷町並み保存地区
島原市下の丁 武家屋敷
江戸時代には島原城の西側に70石以下の徒士屋敷約700戸が軒を連ねていました。その中の下の丁の町並みは現在「武家屋敷町並み保存地区」と定めて昔ながらの景観を保存されています。
約400m続く水路がある通りに山本邸・篠塚邸・鳥田邸が無料開放(9:00~17:00)されており無料で見る事が出来ます。
また、武家屋敷側に無料で停められる10数台分の駐車場が用意されているのでそれを利用して頂くといいかも知れません。
場所:Googleマップ
武家屋敷 山本邸
▼ 武家屋敷の案内 ▼![]() |
▼ 水路 ▼![]() |
駐車場から20m程進むと「武家屋敷」の案内が山本邸の垣根に建っているのでそこから小道へと入って行きます。すぐに真ん中に水路がある小道が見えて来るのでここが武家屋敷町並み保存地区となります。
まずは17石2人扶持で門構えは最後の城主忠和公から特別に許された山本邸にお邪魔する事に…
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屋敷に上がる事も出来ます。もちろん靴を脱いでって事なのですが…
以前(3年ほど前まで)は着物を着た等身の人形が置かれていたのですが今現在は無くなっています。ひな祭りの時期にはひな人形が飾られていましたが今年はコロナ禍の影響からでしょうかなかったように思われます。
島原市役所 武家屋敷売店
▼ 水路側よりの入口 ▼![]() |
▼ 水神祠 ▼![]() |
山本邸から出てすぐ隣は島原市役所武家屋敷売店になります。トイレも完備されておりまた島原のお土産物も取り揃えてありますよ。
元和四年(1616)松倉豊後守重政は島原城築城に着手しましたが多くの死傷者や涌水により難工事になったとの事。領内の三会村にあった水神祠を城下に移し工事の無事を祈らせたとの事です。
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武家屋敷 篠塚邸
まずは玄関すぐ横に台所、進むと中庭に到着。ここは晩秋に桑の葉が黄色く染まりきれいなんですよ。
水は流れていませんが小さな水路のような跡が造られています。
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屋敷の外周を玄関側の庭へと周って行きます。こちらにも侍風の人形が飾られていたんですけどね…
石塀の内側のこじんまりとした庭となっています。
武家屋敷 鳥田邸
鳥田邸までは少し離れており100m程でしょうか?水路沿いに歩いて行く事に…
小さな門構えの鳥田邸。ここは個人宅を仕切り観光客の為に公開されている場所ですのでその点を配慮の上、見学頂くことが求められます。ご注意を!
今は懐かしい五右衛門風呂があります。私も子供の頃に母方の祖父宅は五右衛門風呂でした。薪で沸かして入った記憶が残っていますよ。
ここも家に上がる事が可能です。
▼ 五右衛門風呂 ▼![]() |
▼ 台所 ▼![]() |
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鳥田邸の前には天然はちみつを販売しておられるところがあります。
私自身は入った事も買ったこともないのですが…武家屋敷へとお立ち寄りの際は足を運んではいかがでしょうか? |
古丁水源地
山本邸側へと戻り左折、100m程丁行くと古丁水源地となります。
元和四年(1618)から島原城の築城と共に武家屋敷街が築かれその当時から近隣住民の大切な水源として生活を支えてきたと言われているそうです。
すぐ側には小さな水神の石碑がありました。またここにはベンチも用意されています。
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