雲仙市小浜町雲仙 一切経の滝
一切経お堂
▼ 小地獄のりば ▼![]() |
▼ 橋を渡り ▼![]() |
雲仙温泉街から宝原方面へ続く小道を進んで行きます。小地獄を越えて旅館青雲荘の敷地奥側に鳥居が見えていますのでそれを目指します。
小道へのは入口の建造物は令和3年8月の大雨による土砂崩れで現在はありませんがストリートビューのキャプチャー画像(2019年7月)を下に置いておきます。
場所:Googleマップ
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小川沿いのさらに小さな小道を進み2m弱の橋を渡って行くと先ほど見えた鳥居(9:40)。平成十七年建立で神額は「一切経」とありました。
ちょっと厳しい状態の数本の旗を越えて進むと傘立てのようなモノの中に参道利用の方への杖が用意されていました。蜘蛛の巣対策としても有用かなと思われます。
さらに進むと「← 一切経五〇〇M / 小地獄一九〇M →」の標識がありました。
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一人程度が歩ける小さな道でえすがコンクリートで舗装されているため雨の後ではありましたが歩きやすくはありました。
鳥居から5分ほど進んだ所に案内が設けられてある木が見えて来ます。雲仙の三鈷の松と名付けられています。
「普通の松は、葉が二本なのに「三鈷(さんこ)の松」は葉が三本に分かれています。 ~ 省略 ~ 高野山と交流が続いていたころ、雲仙の修行僧の身体の保護を願って、高野山から委嘱したのではないかと歴代の高僧の説が残っています。」と案内にありました。
▼ 案内 ▼![]() |
▼ 三鈷の松 ▼![]() |
三鈷の松を過ぎ3分ほど行くと赤い鳥居が見えて来ました。神額は落ちてしまっており柱に立てかけてありました。こちらも一切経となっていますね。
少し行くと「← 一切経一七〇M / 小地獄五六〇M →」の標識。
さらに進むと小川が流れており小さな橋が架かっていました。「一切経観世音菩薩」と書かれた旗が掲げてあります。
▼ 赤い鳥居 ▼![]() |
▼ 小橋 ▼![]() |
せっかくなので橋の上から川の流れを見てみます。名前も分からない川ですが自然に流れる川で迫力がありますよね!
横を流れる川の音を聞きつつ進んで行くと新たに平成二十年(2008)建立で神額に一切経観世音菩薩と書かれた赤い鳥居が見えて来ました。到着(9:55)です。
この鳥居の横はトイレとなっていました。
青雲荘近くの石で出来た鳥居を過ぎて15分で到着となりました。時間的な距離の参考にして頂ければ幸いです。
▼ 赤い鳥居 ▼![]() |
▼ 境内 ▼![]() |
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すぐ側の建物を回り込んでみると西有家新四国八十八ヶ所霊場のようです。第四十九番礼所と書かれていました。
境内のすぐ横は滝つぼへと続く崖のような地形となっています。
また次のように案内がされていました。「参拝の皆様へお願い致します。 一切経堂前の谷間に花の差替え、紙くず、等をすてないで焼却炉に入れて下さい。 雲仙山満明寺一切経堂 寺務所」
▼ 一切経案内 ▼![]() |
▼ 境内 ▼![]() |
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スペースが無くて建物の全体を写真に撮るって事が出来ません。
入口の側にある新築記念碑は平成二十年(2008)とありました。扉は開くので中を撮影させて頂きました。
またこの建物のすぐ横には神額に「正一位 稲荷大明神」と書かれた石で出来た平成三年(1991)建立の鳥居がありました。
祠の扉は開く事が出来たのでこちらも中を撮影させて頂きました。
さらにその横にもう一つ祠があり数体の石像が納められています。
ここからはまだ下に続く階段が設けられており建物も見えていますので下りて行きますが勾配が結構急なので注意が必要。
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下りて行くと手水舎がありその横にいくつもの祠や石像が並んであります。
石像だけでなく木像で色が塗られたものなどもあります。個人的に目を引いたのは日蓮上人像と不動明王像でした。
ここは川の上の設けられた場所で滝のような場所も作られており水の音が響いています。
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さらに下りて行くと祠が二つありその先には滝のように作られた場所が見えて来ました。
この水に打たれながら修行されている方がいるようです。
2~3年前来た時にこの上の石像などの写真を撮っていたらお経?を唱えている年配らしき女性の声を聴きました。滝行っぽい事をされている方の前に行く事は躊躇われたのでその時は引き返した覚えがあります。
一切経の滝
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少し戻って祠や石像があった所へ入る付近に「長崎県 新観光百選の地」と刻まれた石碑が設けられています。木陰で見えにくくはあるのですが滝の一端を見下ろす事が出来ますよ。
滝行をされるところからも下って滝へと近づきますが足元は整備されていません。苔などもあり特に濡れていると滑って非常に危険だと思いますので最大限のご注意を!
滝は大きく三つの筋がありました。
ここから智恩洞という所を目指しますが別の記事とさせて頂きます。
以前の記事
・一切経の滝(2022年3月16日 公開)
・智恩洞と一切経の滝(2020年11月28日 公開)