桜と日野江城跡
南島原市北有馬町 日野江城跡
平成の大合併(1999~2010)前の北有馬町が桜の名所にしようと城跡地を公園化整備。
ただ損壊したと指摘を受け工事が中止になって現在の状態となっています。
幹線道路から入った所にあり始めていく時は非常に分かりずらい場所となっているので注意が必要です。
場所:Googleマップ
原城跡から国道251号線で島原方面へ。セブン-イレブン 島原南有馬店で左折し300m程、県道30号線で右折し400m程進むと左側に左写真の案内があります。
細い道を400m程行くと右側に舗装はされていませんが10台ほどの駐車場が用意されていますよ。
▼ 日野江城跡案内 ▼![]() |
▼ 日野江城入口 ▼![]() |
石垣遺構に使用された石の70%は仏教関係の五輪塔が転用されているとの事。
右の写真は現地案内の中のモノです。
キリシタン大名の有馬氏が神社仏閣を取り壊していた事が伺える遺構ですね。
戦国時代のキリシタン弾圧だけが取りざたされますが日本古来の宗教への弾圧も同じくあったって事を見逃してはいけないと思います。
石垣の先にも案内が設置されているのが見えますがそちらへは帰りに寄りたいと思います。
特に道って感じではありませんが遺構の端とか通れそうな感じの所を上って行きます。
少し上を向くと目の前に右写真のように並んだ桜の木が見えてくる場所に到着。※①
左に行くと崩れた箇所がありその上側を回り込みますがとても狭く土なので濡れていると滑って落ちてしまします。
落ちても45度位の角度で数mなので大きな怪我はないとは思いますが無理と思ったら右側へと進む事をお勧めします。
この場所からは見えにくいのですが30m程進むと小山の脇を回り込む道があり、ちょうど逆から上れる階段もあるのでそちら側が安全だと思います。
振り返って下を見ます。
平たい所まで上るとその周りには桜が植えられており今がちょうど満開ですよ。それを見計らって来たのは事実ですが青空が無い…
この場所は去年来た時、足首以上のクローバーだらけで下が見えず蛇とか怖くて入れませんでしたが今回はOK!
遠くにある原城方面をパシャリ!
駐車場から写真を撮りつつ10分弱って所です。
神額は「日野江神社」
その奥にある一対の狛犬。
残念な事に左に鎮座している吽形の子持ち狛犬はその子の狛犬の顔が破壊されていました。
▼ 吽形子持ち狛犬 ▼![]() |
▼ 阿形玉持ち狛犬 ▼![]() |
小さな賽銭箱があったので些少ですが気持ち入れて孫娘の健よかなる成長を願います。
またその横に石祠と投げかけたようにある日野江神社と刻まれた神額がありました。
その奥はちょっとした広場のようになっています。日野江城跡公園開きの石碑がありました。日付を見ると1972.6.4となっていますね。
温泉山満明密寺傘下の修験道信仰を表現しているそうです。
眼下には桜が咲き乱れている場所があります。そちらへと続く下りの階段があります。
最初の方の説明で並んだ桜が見える場所。「左へ進むと崩れた場所、右に進むと…」(※①の所)ってしていましたが、右に進んだ先にここから階段を下った場所となります。(※③)
広場の奥には長崎県の新観光百選の地の碑と石碑が並んでいました。
一段下りた広場(日野江神社の鳥居付近)にも桜が咲き乱れています。
ベンチと案内が用意されていました。
この時期だと桜を見ながら日野江城跡を散策しベンチで一休みって感じで楽しめるのではないかと思います。
来た道を引き返します。階段遺構があった場所から奥へと進んで行きます。
この時は草が5cm以下程度で地面が目視できました。
足首を越える草が茂っている時は蛇とか確認できないのであまりお勧めできません。ご注意を!
この場所は土師質土器が大量に出土した場所だとの事です。
桜がある上った整備された道側へと進むとこちらにも「階段遺構」の案内が用意されていました。
案内によるとこの地点では異なる時期の階段跡が重複する形で見つかったとの事です。
今回はスクーターで来ており初めての道を探検してみます。
あの桜の木が沢山あった所へ続く道を探してみる事に!
日野江城跡の小山の有明海側にある結構狭い道を回り込んで行きます。
ちょっと民家側に入ってしまった時もありましたが日野江城跡500mの案内発見!
案内には原城総攻撃の時に細川家番頭として出陣した尾藤金左衛門の碑と書かれていました。
桜が密集している空間へと到着です。舗装はされてなく道であり土の広場でもあります。
少し先を見るとフェンスがありますがその先には神社の少し前に小路が見えて来た(※②)所へ続いています。
▼ (※③)へ続く階段 ▼![]() |
▼ 桜満開 ▼![]() |
佐代姫神社
帰ろうと戻っていると「日野江城跡500m」の案内があった所から山側を見ると鳥居を発見
案内によると「さやんごじんさま」と呼ばれ悲恋の思いを残し従者の手にかかって亡くなられたそうです。
男根を奉納して供養祈願すれば、俗世のあらゆる願望がかなえられるとか…
今回は日野江城から見下ろしてある桜の場所へと初めて行く事が出来ました。
また、ちょうど満開って事もあったのか多数(数人)の方とすれ違う場面もあり神社も発見!
以前の記事で青空の時を紹介!