南島原市北有馬町 日野江城跡
春の桜と日野江城
今年は桜の開花が早く島原は満開になった3月23日に原城とともにここ日野江城も見学してきました。島原と比べるとこの地は少し遅いのか五分咲きから七分咲きって感じに思えました。
二年前に最初に来た時は場所を探すのに苦労しました。
場所をGoogleマップ で示しておきます。マップ上で日野江城跡の右側にあるPマークが右写真の場所になり10台程の駐車スペースが用意されています。
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結構急な坂を上っていくと横には石垣により段組みされた場所に桜が植えられていました。横へと入る所には金網のフェンスが設けられておりイノシシ対策と昨年来た時には張り紙がされていました。
ただ今年はそういった張り紙は無くさらに階段を上り切った所にあったフェンスは取り除かれています。イノシシの脅威は無くなったって事なんでしょうかね?
所々に遺構の説明が設けられています。
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階段遺構の説明では踏み石の半数以上が仏塔が使用されており領内40を超える寺社を破壊したキリシタン大名、有馬晴信がそれを利用して造った可能性が高いとの事でした。
進んで行くと見上げる形で7~8本の桜の木が見えて来ます。でもあんまり咲いていない感じですよね!?そこを過ぎると崩落して少し危険な個所があるのでご注意下さい。特に土が濡れていると滑って数メートルの斜面を転げ落ちるかもしれません。
さらに進んで広場の外周に桜が並んでいる場所に到着。桜の木の根元から3m程度は除草されていますがそれ以外はクローバーが映え茂っています。足首程度の高さですが蛇などが怖いため突き抜けていく事は出来ません。私は桜並木沿いに進んで行きます。
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50m程でしょうか?進むと小道へと到着しました。ここを上ると鳥居が見えて来ます。
▼ 小道へ到着 ▼![]() |
▼ 振り返って ▼![]() |
もう鳥居は見えているのですが横に広場があるのでそちらを先に周ってみます。全体図で言うと二の丸側から歩いてきて本丸下側を進み上ってきたのが今回の道のりとなります。
▼ 広場 ▼![]() |
▼ 日野江城跡全体図 ▼![]() |
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鳥居の横には平成十二年の鳥居建立記念碑や昭和十一年の拝殿の建設記念碑があります。一番古そうな大正五年の記念碑は残念な事に文字が読めません…
階段の近くに狛犬が一対。吽形の子持ち狛犬が左に阿形の玉持ち狛犬が右に鎮座。残念な事に子供の狛犬の顔は破壊されていました。
人目が少ないこのような場所ですが罰当たりな行為は建立した人をはじめ地域の方や来た人に嫌な思いをさせます。残念でなりません。
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▼ 石祠の内部 ▼![]() |
▼ 役小角祠の説明 ▼![]() |
役小角祠の後ろにも少し広場がありベンチなどが設けられていました。
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上ってきた方向と逆側へと目を向けるとそこにも沢山の桜がありました。下りる階段もありましたが帰るのが大変なのでここから見るだけです。
聞いた話では城跡を桜の名所にしようとしていた話がとん挫して現在の形になっているそうです。 |