眉山治山ダム巡り(砂防えん堤)
眉山の山道を歩く
あいにくの曇り空でどこ行こうか迷ったんですが一年ぶりぐらいに砂防ダムを見に行って来ました。
昨日結構な雨が降った事もあり水が流れているかなと期待しつつ。天気の急変が怖かったのでリュックの中には雨がっぱを忍ばせています。
もちろん水筒もあるのですがタオルを忘れてしまい後でちょっと恥ずかしい目にあいます。
総合運動公園、多目的広場の西側にある駐車場に車を停めてそのすぐ側から山道へと入ります。(9:33)
場所:Googleマップ
少し上って行くと二つある砂防ダムの隙間を通るような箇所へ到着。(9:39)
ここから右へ舗装されていない上りの道(①下)があります。※つながりを分かりやすくするための記号です
雑草が結構伸びている状態ですね。舗装されている左側へのやや下りの道を進む事にします。
舗装された道から未舗装へと変わって50m程。砂防ダムに溜まった水溜りがある場所へと到着。(9:42)
今はいませんが鴨がいたりイノシシの水飲み場となっていますね。足跡が結構残っていますよ。
水溜りの方へと近づくと小さな蛇がいて急いでカメラを構えましたがしっぽが少し写った程度でした。
通ってきた道側を水溜り越しにパシャリ!
場所:Googleマップ
とりあえずそっとカメラを近づけながらパシャリ!
その跡を50mほど進むと新しい小さめの砂防ダムが造られています。
水や土砂の流れの方向を調整するためなんでしょうね。
少し戻り道沿いに進むと苔付きの砂防ダムの脇を通って行きます。
砂防ダムの端を過ぎるとすぐ十字路(②下)となります。
もう少し後ろから撮らないと分かりにくかったと反省していますが左右に続く舗装された小道があります。
正面の路肩注意の看板がある舗装されていない道へと進んで行きますよ。(9:52)
少し進むと誘導用と言っていいのでしょうかね?砂防ダムが見えています。
後で調べるとツユクサ(露草)と言うそうです。名前は聞いた事があるのですが一つ勉強になりました。
場所:Googleマップ
ここでも望遠レンズに変えて写したのですが先に進んだ所からがさらに近く見えたのでその時に紹介します。
また小さな橋が見えています。平成12年に出来た天狗橋と命名さらたモノですが今回はこのルートを通りません。
砂防ダムの切れ目にあった岩にリックを置いて写していたら何やら車の音。
少しするとトラックが走り抜けて行きました。
砂防ダムの外側へと周り上って行くとY字路に到着。(10:03)
左へと進む方向に何やら看板が出ており見てみると「←現場事務所」って案内がありましたが私は逆の右側へと行きます。
そちらへと少し入って海側を見ると島原港付近が見えていますよ。
さらに上って行きます。紫の小さな花が幾つか咲いていたのですが調べてみましたが名前が分からず…
何か音がしているなって思いつつも進んで行くと軽トラが見えてさらにその先には重機が動いていました。
お仕事中の様ですねっと道を進んで行きます。
こちらの道はコンクリートかな?舗装されていますよ!(10:11)
もちろん乗用車一台分の幅程度の小さな道ではありますが…
もちろんこれも知らない花で後で調べるとボタンヅル(牡丹蔓)という名前のようです。
左の上りの道を今回は進みますが右の下りへと進むと天狗橋を通って 9:52 に通った②下の十字路へと繋がっています。
TOP画像にしている眉山の治山というものが設置されていました。
現在0渓から7渓まで名前が付けられた渓谷があるようですね。
■眉山の概要
眉山は、1792年(寛政4年)の雲仙岳噴火に伴う大地変により、大崩落を起こしたといわれています。
崩土は、有明海へ流出して大津波を起こし、その被害は熊本県まで及び、死者14,920名と我が国火山災害史上最大の惨事となり「島原大変・肥後迷惑」と語り継がれています。
地質は、角閃石安山岩で極めてもろく、山は急傾斜のため著しく荒廃しており、また、市街地が近接し、高度な治山技術を必要とすることから、昔から「眉山を見ずして、九州の治山を語るなかれ!」と言われているほどで、治山工事の難山の一つに数えられています。
林野庁・長崎営林署では、この崩落を防止し、島原市民の安全で住みよい環境を守るため、大正5年から継続して治山工事を行っています。
上を見るとちょうど眼前に三つの頂のような感じで見えています。左側が小天狗(680m)真ん中は手前にあるので同じぐらいの高さに見えますが名前は無い突起部分。右が天狗山(695m)となります。
道端に害獣の罠が設置されていました。何も捕まっていませんでしたが…
砂防ダムの側まで行き上流側と下流側を撮影。小天狗と天狗山の間の突起部分になると思われる場所が目の前にあるって感じでしたよ。
下を見ると土砂の通り道って感じが出来ていました。
▼ 眉山2渓上流側 ▼![]() |
▼ 眉山2渓下流側 ▼![]() |
それほど進んでいないのに今度は3渓の案内発見!(10:34)
山の間の奥に天狗山が少しだけ顔を見せていました。
下を見ると途中でトラックとすれ違った水が溜まった砂防ダムがある所が少しだけ見ています。その先は国道57号線から仁田団地へと続く交差点付近だと思われます。
▼ 眉山3渓上流側 ▼![]() |
▼ 眉山3渓下流側 ▼![]() |
せっかくなんで砂防ダムがある参道から見た安中地区の市街地をパシャリ!
右写真をクリックして頂くと大きい画像になります。
出来るだけ接近してパシャパシャ撮ったいい感じの一枚を!
少し進むと葉に隠れて見えずらい場所に4渓の案内(10:43)
上を見ると砂防ダムの上に天狗山だと思われる突起部分。いつも見ている感じと違うのではっきりと言いづらいんです。
下流側を見ると島原病院が見えていました。
▼ 眉山4渓上流側 ▼![]() |
▼ 眉山4渓下流側 ▼![]() |
さらに少し進むと市街地が結構見渡せる場所に到着。望遠レンズに変えて町を撮影しました。
市街地を撮影していてもう少し待つとフェリーが島原港に入港してきそうだと分かっていたのですが… 待ちきれず先に進む事にしました。
▼ 島原港 ▼![]() |
▼ HOTELシーサイド島原 ▼![]() |
その小路の脇に罠が仕掛けられていますが扉は閉まった状態。どうにかして逃げ出せたのか折れた枝などが触って扉が閉まったのか…
以前多分この道を通った時にあった石祠を歩きながら探していたら見つけました。(10:57)
逆から来て途中で引き返したのですがこれでこの道が以前通った道だと確信。とりあえず組み立ててみました。石というよりコンクリートっぽく感じた石祠でしたよ。
▼ 崩れた石祠 ▼![]() |
▼ 組み立ててみました ▼![]() |
さらに少し進んで行くと緩いカーブで少し開けた感じの場所に到着(11:04)
近くに案内はありません。後で気づきましたがこれが総合運動公園から眉山への登山道路脇にある渓谷のようです。
▼ 名もなき渓谷上流側 ▼![]() |
▼ 名もなき渓谷下流側 ▼![]() |
下の道左側から来て上に30m程でしょうか?
左側にある崩れた標識の所から入った行くのが登山道路でコンクリートの道を進むと新しめの砂防ダムがありますが今回は進みません。
昨年10月にその道を下った記事がありますので興味が有る方は下記からどうぞ。その時の標識はきれいに建っていましたよ。
引き返して下って行くと小さな橋の側に5渓の案内(11:06)
橋の上から上流側・下流側どちらも木が茂っておりよく分からない状態でした。
▼ 眉山5渓上流側 ▼![]() |
▼ 眉山5渓下流側 ▼![]() |
下り道をさらに進んで行くと砂防ダムの端にあたる所に5渓の案内。
そのダムの下流側にあたる所にY字路(①上)(11:19)が出来ており右折(ダム沿い)し数百m下ると(9:39)に通った交差点へと繋がっています。
今回はそちらへ向かわずに舗装された道に沿って下って行きますよ。
もちろん誰とも遭遇せずに歩いて行きます。正直に言うと少しお腹が減ってきている私です…
木のトンネルっぽい道から少し開けた所に保存樹の案内(11:25)
島原の保存樹「杉の元スギ」ですが近くに杉の木が見当たらず…
保存樹の脇から入る小道を進むと地震計が設置されている場所になりますがお昼近く… 無駄な時間を過ごせないと下って行きます(笑)
カーブミラーが設置されている十字路(11:29)に到着。右は帰り道、砂防ダムへといける左側へと進みますよ。
以前は砂防ダムへ行き上を歩くことが出来ていたのですがこの様子だと前回と同じく厳しいかもしれません。
場所:Googleマップ
下ってダムまで行けない事は無いのですが… 今回もやめておきます。
▼ 眉山6渓上流側 ▼![]() |
▼ 眉山6渓下流側 ▼![]() |
望遠レンズへ変えて島原城をパシャリ! 天守閣の工事中でぱっと見ピラミッドのような珍しいカットとなりました(笑)
座って股にレンズを挟んでキャップ外したりして交換していたのですが生地によった事もあってか腕の汗プラスシャツの汗でズボンの股間部分がおしっこ漏らしたように濡れています。
駐車場へと向かう時に人とすれ違うと恥ずかしいかもと早く乾いてくれる事を願っていました。
そんなやって足元を見ていると動くものが… カエルです。ダムの水たまりから結構離れているのですがいるんですね。
砂防ダム(11:41)の脇を通る道に来ました。後は下るだけ!
庫の砂防ダム沿いに何本か山桜が植えてあり春は結構きれいに見る事が出来ます。
がまだすロード側まで到着です。
道が折れてダムの壁面を見ると眉山6渓治山ダム 林野庁と大きく書かれていました。
がまだすロードの下を通って少し進むとアスファルトの道へと到着(11:46)となります。
通りのマンホールは島原武家屋敷と鯉を図案化したものとなっています。
総合運動公園の方へと歩きます。
眉山の森遊歩道入口(11:56)を通って新しくできた浄水場を通ている時にお昼のサイレンが聞こえて来ました。
違うルート及び6渓のダム上にも行った記事のリンクを下記へ