雲仙市 別所ダムと摩崖仏
別所ダム(おしどりの池)
雲仙の温泉街から数百メートルほど離れた所にある鴛鴦の池。
小浜町・千々石町の農業用水と雲仙の上水道の水源として昭和44年(1969)に竣工。
湖水に浮かぶ「おしどり」に平和と愛情の象徴を見出してほしいと鴛鴦の池と命名されたそうです。
水利問題でいろいろあったんだろうなと推察させる碑文でした。
場所:Googleマップ
別所ダムの道向かいに稚児落ノ滝園池駐車場があります。30台ほど駐車可能で公衆トイレも設けられていました。
※横断歩道は設けられていません。通りは少ないですがご注意下さい。
今なら山桜、もう少ししたらアジサイが目を楽しませてくれます。
排水口の所に絹笠橋と命名された橋があります。鴛鴦をモチーフにした図案が欄干に設けられていますよ。
昨日降っていた雨の影響でしょうか?結構満杯状態で水が流れ落ちていました。
大黒天神(摩崖仏)
平成二十一年(2009)建立で神額に「大黒天神」とありますね。
場所やモノにもよるのでしょうが木の鳥居は15~20年程度で朽ちてしまうもの…ですよね。
「路面がすべりやすいので注意してください。」と案内された幅2m程の湖畔の小道を進んで行きます。
あの食虫植物であるウツボカズラを思い出させるような植物が何本も見かけました。
ウラシマソウと言って花言葉が「注意を怠るな」「遠くの友を思う」とあるそうです。
ロシアに攻め込まれ苦しんでいるウクライナの人々に思いを寄せてこの花言葉がある写真をページに入れておきます。
私が子供の頃はカワタケと言って皮を剥き緑色の部分を食べていました。1.5m程なるそうで大きくなりすぎると固くなるのでほどほどの大きさがおいしかったです!?
正式名称はイタドリ(虎杖)って言うそうですよ。
絹笠橋の所にあった案内では450m進むと石で出来た二の鳥居が見えて来ました。
鳥居の周りの山桜。ピークは過ぎていましたが何とか間に合ったようです…
鳥居のしめ縄が新しくなっているってよく見てみると藁ではなく合成繊維で出来たモノのようでした。
この鳥居の奥には、自然石に彫られた大黒天像があります。大国さまは七福神の筆頭神として親しまれていますが、本来はインドでの戦闘の神であったようです。
平安時代に日本に入ってから、中国読みのお名前が日本古来の大国主命と共通する読みをもつことから、福徳の来訪をあらわすめでたい神として信仰されるようになりました。
現地案内文より _____
二の鳥居奥の階段を少し上ると長崎県新観光百選の地の石碑とその奥にある三の鳥居。
一の鳥居と同じで平成二十一年(2009)建立の神額に「大黒天神」とあります。
笠木って所(鳥居に横二本ある上側)が腐りかけていました。
三の鳥居を越えると正面。岩の真ん中あたりをご注目下さい!
ベンチが幾つか用意されていますよ。
このページ作っている時に思い出しましたが何も祈っていませんでした…
もちろん賽銭も…
すぐ横にある倒木にはサルノコシカケが何ヶ所かに出来ていましたよ。
キノコだけど花(茸)言葉ってあるのかってググっても無さそうでした(笑)
その倒木の下の隙間を通ると石碑・石像が幾つかあります。
帰っているといい感じの場所があったのでパシャリ! 鴛鴦の池の向こう岸に雲仙温泉東園さんの建物が見えていました。
開拓者の墓
20m程でしょうか、進むと分かれ道があり階段ではなく右側の土で出来た道へと進んで行きます。
享保(1716~1736)や文化(1804~1818)って文字がなんとなく分かりますが読みにくくなっているものがほとんどです。
折り返しの帰り道
雲の隙間から少し陽が差してきたんでチャンス!って感じで鳥居と桜を絡めてパシャリ!
青空が欲しいよって事でちょうど一年前ココ別所ダムを一周して記事を作りました。青空でもあったのでそこへのリンクを下記に…
時間を見るとちょうど往復40分の行程です。
ここにはあずまややベンチがあるので弁当持って一休みもいいかもしれません。
ただ少し下った所にあるここの名称である稚児落としの滝へ通じる道が通れないのが残念です。どうにか整備してほしいと思っているのですが…