鴛鴦の池と大黒天神
雲仙市 おしどりの池広場
島原方面から言うと国道57号線で雲仙温泉街の入り口、県道128号線(雲仙千々石線)に折れて500m程進むと鴛鴦の池畔にある”おしどりの池広場”があります。
30m程手前に三台ほど停められる無料の駐車場があるので利用して下さい。40m四方程度の小さな広場ですがお弁当休憩とかいい感じではないかと思います。
場所:Googleマップ
多分この広場の出来た当初はおしどりの池を展望で来ていたのだと思いますが少し高めにある道路側からでも池はよく見る事が出来ません。
雑木が茂っており見えるように刈り込んでいただけたらもっといい広場になるのではないかと思うんですけどね。
予算の兼ね合いもあるんでしょうが… キラキラしている水面を茂った雑木、雑草の間から見て想像を膨らませたいと思います。
▼ ベンチとあずまや ▼![]() |
▼ 周辺案内図 ▼![]() |
鴛鴦の池(別所ダム)
▼ 駐車場入口 ▼![]() |
▼ 別所ダム入口 ▼![]() |
おしどりの池広場から300m程進むと稚児落ノ滝園地と書かれた30台ほど停められる駐車場があります。
園地名である稚児落ノ滝はここから少し下った所から入れるのですが数年前から通行止めの状態が続いており私も行った事がありません。
別所ダムの方へと100mほど進むと鴛鴦の池の碑が建てられています。小浜町・千々石町の農業用水と雲仙の上水道の水源として昭和44年(1969)竣工と刻まれていました。
また湖水に浮かぶ「おしどり」に平和と愛情の象徴を見出すであろう。とあります。
▼ 絹笠橋 ▼![]() |
▼ 橋のオシドリ ▼![]() |
別所ダムの排水口の所に架かる絹笠橋。橋の欄干には2羽のオシドリがかたどられています。
下流の方は木でよく見る事が出来ません。鴛鴦の池の方は対岸までよく見渡す事が可能です。
少しびっくりする事は遠くから話し声が聞こえて来る事ですね。
ここで告白をすると周りにばれてしまいますのでご注意下さい(笑)
望遠レンズに変えて写真撮影。仲が寄り”オシドリ”が泳いでいます。鴛鴦の池だから絶対にオシドリって事で間違いないはずです。反論は受け付けておりません・・・
大黒天神
▼ 一の鳥居 ▼![]() |
▼ 遊歩道?参道? ▼![]() |
絹笠橋を渡るとすぐに木の鳥居が見えて来ます。平成二十一年(2009)建立で神額には大黒天神と書かれています。
遊歩道と言っていいのか参道と言っていいのかよく分かりませんが幅1.5m程の道をおしどりの池沿いに進んで行きます。
一の鳥居から400m程進むと湖面方向を向いている二の鳥居が見えて来ます。道幅が狭いので鳥居を正面から撮影する事が出来ないのが残念。
一の鳥居と同じく平成二十一年(2009)建立の三の鳥居。神額も大黒天神と同じですね。
大黒天神の摩崖仏まで少しの距離ですがその参道には何ヶ所かにベンチが用意されています。
▼ 三の鳥居 ▼![]() |
▼ 参道のベンチ ▼![]() |
ベンチ側の参道から右手側を見ると岩の窪地に自然石に大黒天神(摩崖仏)が刻まれているのが見えて来ます。
初めて来た時はどこ?って思っていましたが再度来ると場所も分かっているので摩崖仏を目で見つける事が出来ます。
少し階段を上ると目の前に見る事が出来るので残り2~30m上って下さい。
祭壇があるのでまずは宝くじが当たりま・・・ 孫娘の健よかなる成長を願って…
そして祭壇の上を見ると摩崖仏が目の前に見えて来ますよ。
祭壇の側に倒木がありますがそこには結構大きめのサルノコシカケがありました。
倒木の下を潜ると石碑・石像がまとめられている箇所があります。何年か前までは小さい仏像は祭壇の所にあったのですがこの場所にまとめられたようです。
▼ 石碑・石像 ▼![]() |
▼ 三の鳥居から湖畔 ▼![]() |
開拓者の墓
▼ あずまや ▼![]() |
▼ 分かれ道 ▼![]() |
二の鳥居側にあずまやがあります。そこから20m程行くと遊歩道から池側へと入れるような箇所があるのでそちらへと進んで行きくと多数の墓が見えて来ます。
真ん中手前のお墓には文化(1804~1818)の文字が刻まれていますが奥の真ん中のモノをよく見ると宝暦(1751~1764)と刻まれていました。また享保(1716~1736)と刻まれたモノもありようです。
江戸時代にここ雲仙を開拓されていた方のお墓だそうでダムに沈んた村方面を剥いて建てられています。
帰り道足元を見ると紫の花があります。自信ないですがこれって季節外れのアザミですかね?
駐車場から摩崖仏、開拓者の墓をみて戻るまで約30分って所でした。お時間が許せば訪れてみて下さい。
春に来た時の記事:鴛鴦の池(別所ダム)を散策
▼ 季節外れのアザミ? ▼![]() |
▼ 排水口方面 ▼![]() |